眼科一般の診療科目
アレルギー、結膜炎、ものもらい、ドライアイ、眼精疲労、視力低下、老眼、逆さまつ毛、異物混入、打撲、眼底検査、白内障、視神経乳頭陥凹拡大、緑内障、飛蚊症、加齢黄斑変性症、糖尿病網膜症、ぶどう膜炎、レーザー治療、OCT眼底三次元画像解析、各種検査 など
眼圧・視力検査は、眼の状態を医学的に判断するための基本的な指標であり、治療過程を見るのにも大切なものなので、当院では幼児以上の患者様全員に行っています。予めご了承ください。
気になる症状
コラム
目の赤み・目やに・かゆみ・腫れ・異物など
目が赤くなる充血は、目やに・かゆみ・腫れなどを伴うことがあります。
原因はさまざまですが、感染力が強い病気が原因の場合もありますので、早めの受診をおすすめします。
当院は眼科専門医の医院で慣れていますので、おまかせください。
受付から会計まで10~30分程度がほとんどです。
結膜炎・アレルギー性結膜炎
ばい菌やウイルスによるものが結膜炎、花粉やほこりなどのアレルゲンによるものがアレルギー性結膜炎で、かゆみや充血を伴います。
コンタクトレンズの誤った使い方が原因の場合もあります。
点眼薬治療を行いますが、アレルギー性の場合は、アレルゲンを避けることも有効です。
まぶたの腫れ
まぶたが腫れる原因には、眼瞼炎・ものもらい(麦粒腫)・アレルギー・マイボーム腺炎などがあります。
ほとんどが短期間で治癒しますが、霰粒腫など治癒までに長期間かかるものもあります。
完治させるには安易に自己判断せず、適切な診断と治療が重要です。
はやり目・プール熱
アデノウイルスによるもので、強い充血・大量の目やに・目の痛みの他、時には発熱やのどの痛みを伴うこともあります。
感染力は非常に強く、間接的な接触でも感染するので、タオルの共有などは避け、こまめに手指消毒しましょう。 小児はこちら
結膜下出血
結膜の血管が切れて白目が真っ赤に充血します。
多くの場合は問題がなく、点眼薬治療で治癒します。まれに内科疾患が原因の場合もありますので注意が必要です。
ドライアイ
コンタクトレンズの普及やスマホ・PCの長時間の使用によって、ドライアイや目の乾燥に伴う充血を訴える方が増えてきています。
症状の程度に応じて、さまざまな点眼薬治療のご提案をします。
異物混入
目に何かが入ることによって充血や痛みを伴うことがあります。
異物は除去しますので、こすったりせずに早急にご来院ください。また薬剤混入の場合は、まず水で洗い流してからご来院ください。
白内障(目がかすむ・見づらい)
白内障とは、目の中のレンズが白く濁って視力が低下する病気です。
原因はさまざまですが、加齢によるものが多く、高齢の方であれば誰もがなる病気と言えます。
白内障の主な症状は下記の通りです。
- 目がかすむ
- 視界が暗く感じる
- ぼやけて見づらい
- 視力が落ちる、メガネが合わなくなる
- ものが二重三重にだぶって見える
- 光がまぶしい、明るいところで見づらい
日常生活に支障がなければ、進行を抑えるために点眼薬治療をします。最近ではサプリメントの服用も効果的です。
白内障手術は、ご希望があるときや生活に支障がある場合に検討します。
初診の方は散瞳検査を行いますので、受付終了の30分前までにご来院ください。
散瞳検査の後は検査薬の副作用で4~5時間程度まぶしく、ぼやけて見えます。運転は避け、ゆとりをもってご来院ください。
緑内障・視神経乳頭陥凹拡大(視野が欠ける)
検診で視神経乳頭陥凹拡大と指摘されたら、緑内障の予備軍として注意が必要です。
緑内障とは、視野(見える範囲)が徐々に欠けていく視神経障害で、最悪失明に至る、中高年の方に多い病気です。
欠けた視野は戻りませんので、残された視野を守るための定期的な検査・治療が重要となります。
当院ではハンフリー視野検査の解析ソフト・OCT眼底三次元画像解析を導入しています。定期的な検査結果を時系列で比較・グラフ化することで、進行度をわかりやすくお伝えし、視野を守るための治療のご提案をします。
また他科で緑内障・隅角の判定結果が必要になる場合(内視鏡検査や眠剤処方など)には「緑内障カード」をお渡しし、安全に対応してもらえるようにします。
緑内障予備軍
視神経乳頭陥凹拡大などと診断されたものの視野に異常がない場合は、通常6~12カ月ごとに視野検査などを行い、発症をモニタリングしていきます。
受診期間があき過ぎてしまうと、気づかないうちにかなり進行していることがあります。安易に自己判断せず、定期的に受診するようにしましょう。
緑内障初期~中期
視野欠損が30%以下に留まっている場合は、眼圧の定期測定などを行い、点眼薬で残された視野を守るための治療をします。また目の負担を減らすことも重要です。
点眼薬を追加しても視野欠損が進行する場合は、早期の緑内障手術を検討することもあります。
緑内障後期
視野欠損が50%以上になった場合は、まずは点眼薬治療などで対応し、進行性が明らかであれば緑内障手術を検討します。
きちんと治療を継続していれば、その状態に至るまでは長年かかるので、定期的に受診するようにしましょう。
閉塞隅角症・緑内障発作
眼圧が上昇して緑内障発作を起こし、通常の緑内障より短時間で失明してしまう恐れがあります。
この場合は、早急にレーザー治療・内服薬および点眼薬による治療が必要となります。
緑内障の点眼薬
緑内障の治療では、多くの方が毎日点眼薬を使うことになります。
点眼薬の希望や視野の状態・副作用などを踏まえた上で、長期的に負担なく点眼薬が続けられるようにベストな点眼薬の計画を決めていきます。
点眼の回数
- 1日1回(朝のみ・夜のみ)
- 1日2~3回
点眼薬の特徴
- 副作用が少ないもの
- 眼圧降下作用が強いもの
- 2つの点眼成分が1つの瓶になったもの
初診の方は散瞳検査を行いますので、受付終了の30分前までにご来院ください。
散瞳検査の後は検査薬の副作用で4~5時間程度まぶしく、ぼやけて見えます。運転は避け、ゆとりをもってご来院ください。
視野検査は電話予約制です。診察券をお持ちの方は、お手元にご用意の上、お電話ください。
視野検査のお問い合わせ・予約 048-959-1146
飛蚊症(糸くずや光が見える)・加齢黄斑変性症(ゆがんで見える)
飛蚊症とは、目の前に糸くず・黒い虫・光などが見える状態のことです。
中高年の方が多いですが、若年層でもなることがあります。
一時的な生理現象の場合もありますが、網膜剥離・眼底出血・糖尿病網膜症・加齢黄斑変性症など失明に至る病気が原因の場合もあります。
またがん転移(肺がん・乳がん・前立腺がんなど)による眼底疾患も増えてきています。
加齢黄斑変性症とは、加齢とともに網膜の中心にある黄斑が変化し、ゆがんで見えたり、中心が見づらかったりする病気です。
ほうれん草などに多く含まれているルテインの摂取量が少ないと発症しやすいと言われていますが、予防のためにサプリメントの服用も効果的です。
網膜・黄斑の状態を眼底検査・OCT眼底三次元画像解析で専門的分析の後、経過観察・レーザー治療・手術など各判断を行います。網膜硝子体手術・硝子体注射などが必要な場合は、適切な医療機関を紹介することもあります。
初診の方は散瞳検査を行いますので、受付終了の30分前までにご来院ください。
散瞳検査の後は検査薬の副作用で4~5時間程度まぶしく、ぼやけて見えます。運転は避け、ゆとりをもってご来院ください。
糖尿病網膜症
眼底検査・OCT眼底三次元画像解析から糖尿病などの内科疾患が見つかることもあります。
既に糖尿病の方は、糖尿病網膜症にも注意しなければなりません。
糖尿病網膜症とは、糖尿病が原因で網膜の血管がつまったり出血したりし、最悪失明に至る病気です。
すぐに失明する訳ではありませんが、何もせずにいると、気づかないうちにかなり進行していることがあります。
手遅れにならないためには、定期的に受診して眼底を管理することが必要です。
糖尿病網膜症の状況を適切に分析し、必要に応じてレーザー治療や内服薬処方を行います。重度の場合は適切な医療機関を紹介することもあります。
院長は内科診療経験があり、ノウハウが充分に備わっていますので、糖尿病網膜症の方も多く来院されます。おまかせください。
糖尿病性眼底 <予備軍>
通常は経過観察で十分ですが、高血糖・インスリン使用・透析中の場合は、慎重な診療が必要です。
単純型糖尿病網膜症 <軽~中度>
定期的な経過観察が必要となります。
部分的な出血・白斑がある場合は、内服薬の処方やレーザー治療を検討します。
(前)増殖型糖尿病網膜症 <重度>
重症度に応じて、内服薬の処方やレーザー治療を検討します。
黄斑浮腫・硝子体出血の合併例では、硝子体注射や手術が必要になります。必要に応じて適切な医療機関と共同で検査・治療します。
ご来院の際は採血結果とお薬手帳をご持参ください。
初診の方は散瞳検査を行いますので、受付終了の30分前までにご来院ください。
散瞳検査の後は検査薬の副作用で4~5時間程度まぶしく、ぼやけて見えます。運転は避け、ゆとりをもってご来院ください。
自己免疫疾患
ぶどう膜炎(虹彩炎)・サルコイドーシス
目を中心とした自己免疫疾患は、多種多様な眼症状を引き起こします。
ステロイド剤点眼のみならず、定期的な眼圧・眼底管理や膠原病科との連携も重要です。
甲状腺疾患(機能亢進・低下)
甲状腺疾患の程度によって、眼症状が出てくる場合があります。
代表的な症状は、充血・眼球突出・ドライアイ・眼球運動障害などがあげられます。必要に応じて精査加療を行います。
コラム
白内障・老眼・眼精疲労・加齢黄斑変性症・視力低下のためのサプリメント
視力は日常生活の他、自動車免許取得や就職の際に求められるなど、QOLにおいて大切なものです。
視力が低下する原因は、年齢や生活環境によってそれぞれ異なりますが、若年層であれば近視やドライアイ、長時間のスマホ・PCに伴うものが多いです。
中高年の方であれば老眼や白内障、緑内障、眼底疾患など、原因が複雑に絡みあってきます。
当院では、白内障・老眼・眼精疲労・加齢黄斑変性症など目のさまざまな症状にマルチに効くサプリメントを取り扱っています。
ご興味のある方は院内パンフレットをご覧の上、ご検討ください。
進化し続ける白内障手術
白内障手術の技術は日々進化しています。
2021年現在、下記の通り二極化しています。
- 保険診療
(単焦点眼内レンズを入れる旧来の白内障手術) - 自費診療
(高性能な多焦点眼内レンズを入れる、高度な安全性を追求した白内障手術)
保険診療では遠近どちらかの眼内レンズを選択しなければなりませんが、自費診療では遠近ともに見える眼内レンズを入れるので、術後の満足度が高くなっています。
また執刀医としても、確実に施行したい手術過程は精度の高い機械で行うという考え方が、現在の眼科では主流になっています。
術式や眼内レンズは今後も技術革新が望めますので、現状の白内障の状況によってはすぐに手術をするのではなく、経過を観察しながら様子を見ることも賢明な選択肢です。
白内障の手術についてご質問がありましたら、当院にご相談ください。
健康診断
視力の証明・眼底検査など各種検査も行っています。
お気軽にお問合せください。